こんにちは。
MYOG(Make Your Own Gear)の定番、アルコールストーブ(以下、アルスト)を作ってみた話です。
実際に手を動かしてできたもので火を起こし、お湯を沸かし、そのお湯でご飯やコーヒー作ると、食事までの過程が楽しくなります。
アルスト
今回作成したアルストは、『グルーブストーブ』です。
グルーブストーブとは、「りるびわ〜くす」さんが発明したアルストのモデルです。
こちらのページを参考にさせていただきました。
本燃焼が数秒と非常に早く、燃費が良いのが特徴です。
それでいて最低限、カッター・定規・ペンがあれば作れて、大変な工程がないので気軽に作れてしまいます。
こんな情報を共有してくださっているのはありがたいことです。
このグルーブストーブを実際に作ってみた過程を残しておきます。
自分なりに少しアレンジした部分もあるので、参考になると嬉しいです。
材料
今回使用したアルミ缶は mlのもの1缶です。
もしくは、350mlの缶を使用して作っています。
手順
簡潔な手順は以下の通りです。
- アルミ缶の塗装をヤスリで落とす
- 部品(外筒&中筒)を切り出す
- 中筒に折り目と折り返しをつける
- 外筒と中筒を合体させる
なんと4ステップ!
2の切り出しさえうまくいけば、あとは簡単です。
それでは、少し詳しく工程をご説明します。
1. ヤスリでアルミ缶の塗装を落とす
アルミ缶の表面の塗装を落とす作業です。
これについては、省略しても完成には問題ない工程です。
ただ、中筒の塗装を落とさないと、火をつけた際に塗装が焦げた匂いが発生するので、最低限中筒だけはヤスリがけすることをおすすめします。
外筒に関しては見た目にしか影響がないので、好みで良いと思います。
シンプルな見た目にしたかったので、外筒部分と中筒部分ともにヤスリがけをしていきます。
ナイロンヤスリだと、アルミ缶にフィットさせることができるので、やりやすかったです。
力づくでヤスリがけすること、十数分。
(次からはできるだけ塗装が少なめな缶を選びます。。)
ピカピカに!これだけでも達成感。
2. 部品(外筒&中筒)を切り出す
底から35mmで外筒、36mmで中筒を切り出します。
中筒を切り出す際に、折り目を付ける用に18等分に印をつけます。
カッターで数回切り傷を入れると、自然と切り取ることができます。
3等分できたら、切り口をヤスリがけしてなめらかにします。
3. 中筒に折り目と折り返しをつける
まず、切り出した中筒に折り目をつけます。
この折り目があることで、外筒と折り目の間でアルコールが吸い上げられ、それが気化して燃えるという仕組みのようです。
先ほどつけた印に沿って、定規やハサミを使って折り目をつけます。
深さとしては外筒に無理せず入れれて、ゆるすぎないくらい。
あとから調整できるので、心配なら一旦浅めにつけておくのがいいと思います。
折り目をつけたら、折り返し部分を作ります。
この折り返しをつけてみたことで、アルコールをより最後まで吸い上げてくれる気がします。
折り返しの長さは、缶の底の傾斜になっている部分と同じ長さにします。
切り込みを入れる幅は、折り目と同じ幅です。
切り込みを入れたら、ペンチなどで軽く折り曲げます。
以上で、部品は完成です。
4. 外筒と中筒を合体させる
これが最後の工程です。
外筒の中に中筒を入れます。
中筒につけた折り返し部分を外筒にフィットさせるために、以下のように逆さにして上から力をかけて、はめ込みます。
完成!
完成した自作アルストがこちら!
作り慣れていないので、切り口が少しガタついたりしていますが、、
上から見ると、中筒を折り返した部分が、缶の底にフィットしているのがわかると思います。
グルーブストーブは五徳を使わずに、直接クッカーを乗せることで、本来の性能を発揮するようです。
MYOG感がたまらない。
実際にお湯を沸かしてみましたが、燃費がよくて驚きました。
次は風防をMYOG!
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