【アルトラ】ローンピーク 4.5からスペリオール 5に履き替えてみて

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こんにちは。

今回は、登山やロングトレイルを歩くときに使っている靴の話です。

これまで、アルトラの「ローンピーク 4.5」で1000km以上を歩いて履きつぶし、次は何を履こうか迷った結果、同じくアルトラの「スペリオール 5」を購入しました。

スペリオールでも100kmほど歩いてきたので、両者の簡単な比較とレビューをしていきたいと思います。(現在、最新のローンピークは「6」となっていて、アッパーなどアップデートされている箇所が多々あります)

アルトラについて

アルトラのシューズのコンセプトはどのようなものなのか、今一度確認してみます。

ゼロドロップのシューズを履くことによって、ランニング障害の原因の一つであるヒールストライクを回避し、「自然な走り方」を実現させる。

裸足=ゼロドロップ。

ゼロドロップのシューズを履くことによって、人間本来の身体の動きで活動することができるとしています。

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1000km以上歩いたローンピークの姿

両者の比較をする前に、1000km以上歩いて最期を迎えたローンピークの様子を見てみましょう。

履き替えることにした一番の決め手は、アッパーが裂けてしまったことです。

内側の屈曲部のソールとアッパーの繋ぎ目がパックリと裂けて、インソールや足がはみ出る状態になってしまいました。

砂や小石が入ってくるし、踏ん張りが効かなくなり、怪我に繋がる恐れがあったので履き替えることを決意しました。

「みちのく潮風トレイル」を歩いているちょうど半分くらいで裂け始め、途中で履き替えるか悩みましたが、ゴールと同時に履き潰そうくらいの気持ちでなんとか耐えたので、思い出の一足でもあります。

履き替えることにした決め手はアッパーでしたが、ソールもほとんどすり減ってツルツルになりました。

「ローンピーク 5」から補強されたつま先部分は、4.5ではまだステッチが入ってないため例によって剥がれましたが、なんとか持ちこたえてくれました。

比較とレビュー

前置きが長くなりましたが、ここからは簡単な比較及びレビューです。

カタログの数値の比較というよりは、個人的な意見が多めです。

サイズ感

まずはサイズ感について。

僕の場合は以下のサイズを履いています。

  • ローンピーク:US 8
  • スペリオール:US 9
ローンピーク
スペリオール

ローンピークよりスペリオールのほうが細めのフットシェイプになっているので、ローンピークと同じサイズのスペリールだと外側(小指側)が狭く感じました。

よって、スペリオールは1サイズアップしたものを履いています。

左:ローンピーク、右:スペリオール

同じサイズ感ではないので、サイズ選びには注意が必要だと思います。

重量

同じサイズの重量ではなく、実際に履いているサイズの重量を比較しています。

実測値なので、誤差はあるかと思います。

  • ローンピーク:267g
  • スペリオール(ストーンガード無):249g
  • スペリオール(ストーンガード有):270g
ローンピーク
スペリオール(ストーンガード無し)
スペリオールのストーンガード単体

スペリオールについているストーンガードは取り外し可能なので、ストーンガードの有無によって重量が変わります。

僕の場合、基本的にストーンガードは外しているので、ローンピークよりも軽い状態で履いていることになります。

このストーンガードですが、厚さが約1mmでメッシュになっています。

突き上げを緩衝したい場合はインソールの下に入れて使用し、より地面を感じたいなら使用しない、というように使い分けることができます。

アッパー

続いて、履き心地の違いをうみだすアッパーについて。

「スペリオール 5」と「ローンピーク 4.5」はパターンが異なりますが、最新の「ローンピーク 6」のアッパーパターンだと「スペリオール 5」に近いので、アッパーパターンについてはふれません。

両者で大きく異なっていると思うのは以下の二つ。

  • アッパーのつま先部分(素材・形)
  • シュータン(ベロ)

この違いが履き心地を左右していると感じています。

アッパーのつま先部分についてですが、

  • ローンピーク:伸縮性がなくややゆとりがある
  • スペリオール:素材がニットで伸縮性がありローンピークよりも少しタイトなつくり

となっています。

ローンピーク
スペリオール

シュータンについては、

  • ローンピーク:腰と分離している
  • スペリオール:腰とほぼ一体型

となっています。

左:ローンピーク、右:スペリオール

これらによって履き心地も異なっています。

ローンピークは指先の開放感があるので程よいゆとりがありますが、言い換えると遊びがあるので、下りのときにつま先が詰まるのが気になるところではありました。

スペリオールはというと、ややタイトであるもののニットであることとシュータンが一体化していることでホールド感がうまれ、足との一体感があります。

このスペリオールの足との一体感は、ローンピークを履いていた身からするとけっこう衝撃的で、軽やかに足さばきができる感覚があり、履き替える一番の理由でした。

ソール

最後にソールについて。

ここでもポイントは二つ。

  • ソールの厚さ・かたさ
  • ラグパターン

ソールの厚さ・かたさについてですが、

  • ローンピーク:スタックハイトは25mm、柔らかめ
  • スペリオール:スタックハイトは21mm、硬め

ローンピークは柔らかめで少し厚いので、フワフワしていて地面の凹凸を柔げてくれる感じがあります。また、平地では靴の屈曲がスムーズです。

スペリオールはソールがカチッとしていて地面が近いので、足を使う感覚がありますし、ロードを走ることもできます。

スペリオールを履き始めた当初は、ソールのかたさに違和感がありましたが、普段からルナサンダルやvivobarefootを履いているので、すぐに慣れました。

ローンピークのクッション性もいいけど、スペリオールの地面をダイレクトに感じるのも捨てがたい。。

ラグパターンについてですが、

ローンピーク特有の粘る感じがスペリオールにはないので、滑るかな?と思いましたが、母指球とかかと付近は深めのラグになっていたり、細かくラグが切られていることもあってか、100kmほど歩きましたが滑って転んだことはありません。

とはいえ、ローンピークよりも浅い気がするので、どれくらいもつのかは気になるところです。

最後に

以上、「ローンピーク 4.5」と「スペリオール 5」の個人的な比較・レビューでした。

まだローンピークとスペリオールのどちらかが自分に向いているか結論はでていませんが、ローンピークのクッション性とスペリオールのホールド感が両立している靴があれば最高な気がしています。

登山やロングトレイルを歩く方々にはローンピークのほうが人気な気がしますが、ULで荷物が軽くて軽快に歩きたい方にはスペリオールという選択肢もありだと思います。

アルトラ以外のブランドもいい靴があるみたいなので気になるところです。

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プロフィール

まっく

森歩き、登山、ロングトレイル、自転車、テンカラ、雪板・・・
北海道の四季に合わせた手段でアウトドア中心の生活。
「足るを知る」「シンプル」をモットーに、自分らしいスタイルを追求する日々。

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