【自作】雪板を作ってみた

MYOG

木の板のみでビンディングもエッジもないシンプルな道具、雪板。

そのシンプルな道具だからこその遊び方に第6感が働いて頭から離れなくなり、懲りずに自作から始めてみました。

結果としては、予想通り自分に合った遊び方ですっかり斜面を探す日々。

自作した板でも十分遊べていますし、試行錯誤しながら自作するのも楽しいのでおすすめです。

完成イメージ

第1号の仕上がりはこんな感じになりました。

材料

完成サイズ

・長さ約130cm × 幅約27-30cm

  • ラワンベニヤ:1820mm×910mm(厚さ4mm×1、2.3mm×2)
  • デッキ滑り止め:魚飼育用の砂利
  • 木工用ボンド(速乾は❌、容量は1kg以上)
  • 和信ペイント 水性ウレタンニス(つやけし❌・油性❌・アクリル❌、300ml以上)
  • サンドペーパー:#80、#240、#400
  • リーシュコード
    • 細引き
    • 犬の散歩紐など
  • ビス:30mm

上記のもので材料費は合計1万円以下だと思います。

作り方

調べた情報から抜粋しつつ作ったので、あくまでも参考までに。

ベニヤカット

  • 全てのベニヤを以下のサイズでカット(ホームセンターのカットサービスを利用すると便利です)
  • 本体に使用するのは、1400×340のものです。それ以外の部分も使えるので残しておきます

ベニヤ板を買ったついでにカットしてもらうと、持って帰るのも楽ちんです。

テンプレート作成

後々の作業を楽にするためや左右対称のかたちにするためにテンプレートを作成します。

  • テンプレートは、左右対称にするために真っ二つにしたサイズで作成
  • 余っている1400×220mmの板を使用
  • デザインは、インスタやネットを参考にしたりスノボの板を活用してフリーハンドで書きます
  • アウトラインを書いたらジグソーでカット

貼り付け

1400×340mmの板、4mm×1と2.3mm×3の計4枚を貼り付けます。

  1. 板を重ねて、短辺の切断面に統一された中心線を書く
  2. 板の表面にセンターラインを引き、テンプレートを書き写す(上下どの位置から書くか決めておく)
    • デッキ、ボトムに使用する面は綺麗な面にする
    • ボトムの板には表裏にアウトラインを書く
  3. ベニヤの表面が見えない程度に、線の内側にボンドをつけて貼り合わせていく(線からはみ出して良い)
  4. ボンドを塗ったら1で書いた線を目印に重ね合わせる
  5. 中心から外側に向かって踏んで空気を抜く
  6. 全ての板を重ねたらアウトラインの外側にビスを打つ(またはクリップでとめる)
テンプレートを書き写す
ボンドを塗って貼り合わせる
ビスを打って固定

あおり付け

ボンドを乾かすのと同時に、ベースデッキ(重ね合わせた板)にあおりをつけます。

  • ノーズ:5~10cm程度の高さのものを下に置く
  • テール:3~5cm程度の高さのものを下に置く
  • 左右均等な重り(ゆがみ防止)を乗せて24h程度放置

あおりをつけすぎても操作性が悪くなるようです。

思ったよりもあおりがついてない、なんてことにならないようにしっかり放置することをおすすめします。(経験談)

カット

十分に放置したらカットしていきます。

  • ジグソーを使用します。ノコギリだとささくれができてしまいます。
  • テンプレートを書き写したラインに沿って、できるだけボコボコしないように慎重に。あとでヤスリがけが楽になります

かたちが見えると一気にテンションが上ります。

ヤスリがけ

切断面・表面がなめらかになるように削っていきます。

  • #80→#240→#400の順でヤスリをかける
  • ボトムに溝を入れない場合は、角をある程度残しておく
  • トップの角は雪との抵抗を減らすために少し丸める

リーシュコードをつける

板が自分から離れて流れていったり、他の人にぶつかって怪我をさせないためにも必要です。

金具を使用したり、コードを埋めるなど取り付け方や何を使うかは人によって色々なようです。

とりあえず以下のようにしてみましたが、今のところ問題なく使えています。

  • 穴をあけて、用意したコード(ダイニーマガイライン)を通して輪をつくる
  • 輪に犬の散歩紐をつける

ニス塗り

いよいよ最終工程のニス塗りです。

  • 以下の作業を5回繰り返す
    • 1回塗り(薄め)でニスを塗る
    • 1度塗って完全に乾いたら、#400でなでるようにヤスリ掛け
  • デッキの滑り止めに砂利を使用する場合
    • 砂を1~2mm程度に砕く
    • 二回目のニス塗り直後に砂をまぶす
    • 厚めに上塗りする(厚すぎると埋まって滑りやすくなるがニスが足りないと取れてくる)

完成!

あとは斜面を探して滑るのみ!

ハイクアップして滑って、ハイクアップして滑って…

リフトがなくてもその辺の丘や山で、コースの距離なんて求めず短い斜面で、楽しめるハードルが低いのが雪板。

そして乗りこなしたときの達成感たるや。

自作板だからこそっていうのもありそうです。

おまけ

ニスを塗っただけだとまっっったく滑らなかったですが、ワックスを塗ると見違えるように滑るようになりました。(ニスの塗り方が悪かったのかは不明)

使ったのはこれ↓

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プロフィール

まっく

森歩き、登山、ロングトレイル、自転車、テンカラ、雪板・・・
北海道の四季に合わせた手段でアウトドア中心の生活。
「足るを知る」「シンプル」をモットーに、自分らしいスタイルを追求する日々。

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