今回は、モンベルの「O.D. ガベッジバッグ 4L」についてです。
ロングトレイルを歩いた際に陰ながら役に立ったのと、使ってみて感じたこともあったのでプチ改良を加えてみました。
ゴミとの付き合い
登山や旅をしていると、ゴミは必ずと言っていいほど出てきます。
日帰りや1泊2日程度なら、ジップロックに収まる量かもしれません。
しかし、山に入っている期間や旅が長くなるのと比例して、ゴミの量も増えていきます。
山はもちろんのこと、ロングトレイルを歩いていると、ゴミを捨てることができる場所がなかなか見つからず、何日間もゴミを持ち運ぶことが意外とあります。
そうなると、ジップロックに収まる量ではないので、別のものに入れることになるのですが、そんな時に役に立ったのがこのガベッジバッグでした。
ゴミ袋に求めること
ここで、ゴミを持ち運ぶための「袋」に求めることについて考えてみます。
現時点で思いつくこととしては以下の通りです。
- においが漏れないこと
- 中身が出てこないこと
- ある程度の丈夫さ
- 繰り返し使えること
すぐにゴミを捨てることができない場合には、食事後に出てくるゴミやトイレ後のゴミのにおいや中身が周囲に漏れないことが重要になってくるはずです。
これについては、日帰り登山でも同じことが言えるかもしれません。
それは、野グソをした場面です。
登山をしているときに、トイレットペーパーが散らばっているのを見かけたことがあります。
なぜそうなったのか。おそらく、野グソをした後に使用したトイレットペーパーのにおいが漏れないように持ち運ぶ手段がなくて、その場に捨ててしまったのでしょう。
4つのうち上から2つだけを求める日帰り登山ならジップロックで十分だと思います。
実際、日帰り程度ならジップロックをゴミ袋として活用しています。
下の2つを求めるのは、ロングトレイルなど旅が長期にわたる場合です。
数日間、ゴミを持ち運ぶとなるとゴミ袋も消耗してくるので、においや中身が漏れないことを担保するためには、ある程度丈夫であって欲しいです。
また、ゴミを捨ててから再度ゴミ袋として再使用できるかもポイントかと思います。
以上の条件を満たしてくれるものはなんだろうかと考えると、厚手の防水スタッフサックが思いつきます。
それに加えて、モンベルのガベッジバッグは底にもベルトがついているので、外付けできるのが便利そうだと思い購入してみました。
使ってみて
ロングトレイルを歩いた時に使ってみた、簡単なレビューです。
よかったところ
1つ目が、安心してゴミを持ち運べたことです。
水っぽいゴミや、においが残っているゴミを入れて持ち運びましたが、中身やにおいが漏れたことは一度もありませんでした。
70デニールの少し厚手の生地を使用しているので、尖ったような形のゴミを入れたり、若干無理やり中身を突っ込んでも破れる気配はありませんでした。
2つ目が、ゴミの管理のしやすさです。
これはつくりがどうかではなく、ゴミはこの袋に入れるのだといった意識がついたことです。
飴の袋などちょっとしたものから食後に出たゴミまで、どんなものでもこの袋に入れることができたので、ズボンのポケットやザックの中にゴミが散乱していることはありませんでした。
また、容量はちょうど良いと思います。
3〜5日間分のゴミを捨てることができなかったり、小さくできないゴミが出た時もありましたが、入り切らないことはありませんでした。
もちろん、食材を調達する時点でゴミが出ないものを選ぶ工夫も必要ですが。
3つ目が、内側のつくりについてです。
底の部分が角張っていなかったり、縫い目はシームテープが貼られているので、ゴミが隙間に溜まることがありません。
中身を捨てたら簡単にきれいになるので、気持ち良く再使用できました。
気になったところ
気になったとこが1つあります。
それは、底についているベルトです。
このベルトがついているおかげで、外付けができて便利そうだと思って購入したのに、私の場合は一度も使用しませんでした。
基本的に、ザックの中に入っている食料を食べたときにゴミは出るので、そのゴミがザックに入り切らないことがありません。
また、ゴミが溜まっているときに食料を買い足したとしても、それと同時にゴミを捨てることができる場合が多いのです。
このベルトを閉めないと、両側に使わないものがブラブラとついている感じになりますし、閉めるとそこの部分が少し丸まってしまうのです。
プチ改良
全体的にみると、ゴミ袋としてガシガシ使えて気に入っているので、ベルトをなんとかすることにしました。
結論からいうと、不要な部分を切ってみました。
使わないものをつけている理由はないので。
ULの思考を知らなければやっていなかったかもしれません。
底の部分の縫い目はラウンド状になっていて、その外側にベルトが縫い付けられています。
ラウンド状の部分にシームテープが貼られて防水となっているので、外側を切っても防水性は保たれます。
切り取ったベルト部分は10gあったので、10gの軽量化に成功。
本体の重量は44gとなりました。
まとめ
山に行くときは、なるべく山でゴミが出ないように心がけていますが、長期の山行やロングトレイルを歩くとなるとどうしてもゴミの量は増えがちです。
また、すぐにゴミを捨てることができる環境ではないことが多いと思うので、においや中身を漏らさずにゴミを持ち運ぶためにも、少し厚手の防水スタッフサックを持っていくと安心です。
その選択肢の一つとして、モンベルの「O.D. ガベッジバッグ 4L」の紹介でした。
スタッフサックは様々なメーカーから出ているので、デザインや使いやすさから他のアイテムを探してみるのも良さそうです。
COMMENT