【みちのく潮風トレイル②】ログやかかった費用について

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少し前に「みちのく潮風トレイル」をスルーハイクしたときの装備について書きましたが、今回はログやかかった費用についてまとめてみます。

「2022年春」時点での情報ですので、変化する情報(ルートやキャンプ場)については、各所のHPなどで最新の情報をご参考ください。

少しでもこれから歩く方の参考になれば嬉しいです。

ログ

概要

  • 時期:2022年4月〜5月(46日間)
  • ルート:北上ルート/ NOBO
  • 未踏ルート:金華山(船の運行タイミングに合わず)
  • スタート:相馬市・松川浦環境公園、ゴール:八戸市・蕪島

アクセス

  • 行き:→[夜行バス]仙台駅→[電車]相馬駅→[バス]松川浦環境公園

日数・歩行距離

Day1:松川浦環境公園〜鹿狼山登山口(約25km)

Day2:鹿狼山登山口〜深山山頂(約28km)

Day3:深山山頂〜阿武隈大橋・北(約24km)

Day4:阿武隈大橋〜名取トレイルセンター(約20km)

Day5:Zero Day@名取トレイルセンター(0km)

Day6:名取トレイルセンター〜本塩釜駅(約30km)

Day7:本塩釜駅〜浦戸諸島〜野蒜築港跡(渡船込み・約29km)

Day8:野蒜築港跡〜石巻中央港(約23km)

Day9:石巻中央港〜田代島〜石巻中央港(約6km)

Day10:[電車]石巻駅→渡波駅〜牡鹿交流センター(約27km)

Day11:鮎川港〜網地島〜牡鹿半島先端(約13km)

Day12:Zero Day@鮎川(0km)

Day13:[バス]鮎川→浦宿駅〜石投山登山口・南(約14km)

Day14:石投山登山口・南〜モリウミアス(約25km)

Day15:モリウミアス〜釣石神社(約30km)

Day16:釣石神社〜入谷(約33km)

Day17:入谷〜ペンションヴィラプチろく(約29km)

Day18:ペンションヴィラプチろく〜安波山(約28km)

Day19:安波山〜大島〜早馬神社(約34km)

Day20:早馬神社〜唐桑・民宿なぎさ(約19km)

Day21:Zero Day@民宿なぎさ(0km)

Day22:民宿なぎさ〜石浜キャンプ場(約32km)

Day23:石浜キャンプ場〜宮ノ前公園(約35km)

Day24:宮ノ前公園〜綾里崎展望広場(約23km)

Day25:綾里崎展望広場〜越喜来・潮目(約23km)

Day26:Zero Day@潮目(0km)

Day27:Zero Day@潮目(0km)

Day28:潮目〜釜石(約33km)

Day29:釜石〜御箱崎・千畳敷入口(約31km)

Day30:千畳敷入口(〜千畳敷)〜城山公園(約29km)

Day31:大槌・城山公園〜船越・しもかわ公園(約30km)

Day32:しもかわ公園〜船越公園(約31km)

Day33:船越公園〜魹ヶ崎灯台(約31km)

Day34:魹ヶ崎灯台〜宮古(約35km)

Day35:宮古〜休暇村陸中宮古(約12km)

Day36:休暇村陸中宮古〜グリーンピア三陸みやこ(約28km)

Day37:グリーンピア三陸みやこ〜御殿崎自然休養林(約20km)

Day38:御殿崎自然休養林〜明戸キャンプ場(約14km)

Day39:明戸キャンプ場〜黒崎オートキャンプ場(約17km)

Day40:黒崎オートキャンプ場〜玉川野営場(約25km)

Day41:玉川野営場〜舟渡海水浴場(約26km)

Day42:舟渡海水浴場〜北侍浜野営場(約18km)

Day43:北侍浜野営場〜陸中中野駅→[電車]階上駅〜階上岳 →[電車]種市マリンサイドスパ(約32km)

Day44:[電車]種市駅→陸中中野駅〜種市海浜公園キャンプ場(約18km)

Day45:種市海浜公園キャンプ場〜種差キャンプ場(約20km)

Day46:種差キャンプ場〜蕪島(約8km)

内訳 – 宿泊

  • テント泊(キャンプ場、サポーターズ、野宿):29泊
  • 宿:5泊
  • 屋根の下:11泊

テント泊を前提にその日の目的地を設定して、雨の日やゼロデイのときは、宿や屋根の下にお邪魔させていただきました。

テント泊をする際は、まずはキャンプ場かサポーターズでテントを張らせていただける場所を優先します。なければGoogle Mapや道中でなるべく人目につかなそうな場所を探しました。

テント泊でも屋根の下にお邪魔したときでも、「Leave no trace」は必ず心がけていました。

内訳 – 費用

  • 食費:62,058円
  • 宿泊費(キャンプ、宿など):32,240円
  • 交通費:10,458円
  • 入浴費:4,570円
  • 雑費(洗濯、郵送など):5,083円

合計:114,409円

以上でおおよそ合っているかと思います。

トレイルヘッドまで・エンドポイントからの交通費は含んでいません。

天気

  • 晴れ:28日
  • くもり:13日
  • :5日
  • 気温(計測時):-2〜25℃

体感してた通り、数字で見ても天気に恵まれたと思います。夜に雪が降ったときはびっくりしましたが。

1日中雨予報の日は、宿に泊まってゼロデイにしていたので、雨の中を1日中歩くことはほとんどありませんでした。

晴れの日にコンクリートの上を歩くと、日差しを遮るものがないので日傘が大活躍でした。

まとめ

歩き始める前は、テントを張れる場所があるのかが一番の心配事でした。全線を通してある程度目星をつけようかとも思いましたが、1日にどれくらい歩けるかわからなかったことや計画を立ててしまうことへの不自由さがありそうだと思ったので(面倒臭かったのもある)、最初の5日間はなんとなく計画を立てて、それ以降は歩きながら考えることにしました。

1週間くらいの旅ならある程度の計画を立てると思いますが、1000kmを1ヶ月半くらいかけて旅するとなると、道中何があるかわかりません。

実際、道中での出会いからその地域に数日間滞在したり、一緒に歩く機会をいただいたりと、自由だからこそ流れに身を任せてその時を楽しむことができたと感じています。

スルーハイクは最終的にエンドポイントに着ければいいというだけで、どれだけ進むか進まないかはその時々に自分で選択するしかありません。

ルートの選択だけでなく、食事、睡眠など生活する上での全ての行動を選択するのは自分次第です。時間の決まりもありません。

だからこそ、同じ一本の道を歩いているはずなのに、歩く人皆それぞれのストーリーができあがる面白さがロングトレイルにはあると思います。

誰かと比べる必要はありません。自分がわくわくする選択をし続けるしかないのです。

1000kmしか歩いてないのにこんな偉そうなことを言ってしましました。。

これからもロングトレイルという舞台で、ハイキングという手段を用いて人生を楽しんでいきたいですね。

このログについてでもなんでもいいので、何かありましたらコメントいただければと思います。

Happy trails !!!!!!!

COMMENT

  1. appleberry より:

    みちのく潮風トレイルをセクションで踏破した者です。楽しかったみちのく潮風トレイルの情報を見つけているうちに、こちらのサイトにたどり着きました。
    私は、登山もハイクもまったくやったことがありませんでした。偶然、ロングトレイルという文化を知り、「やってみたい」という欲求のおもむくまま、なにもわからずに2020年に始めました。当然、ULなんてまったく知らず、CB缶で調理ができるんだ、旅の途中で、フライパンで肉を焼いて食べたらおいしいだろうな。というレベルでした。20年の頃は、途中でハイカーに会うことも無く、地域の方々も、トレイルについては、ほとんど知らない感じでした。何度か歩いているうちに、「荷物、重っ!」となり、だんだんとULに向かっていきました。当然といえば当然ですよね。
    私は、一日20kmくらいしか歩けませんでした。体力がないものですから。午後2時過ぎには、景色のいい所にテントを張って、そこでゆっくり休憩しながら、コーヒーを飲むというスタイルが好きでした。
    同じ1000kmでも、人によって様々なストーリーができるというのは、まったくその通りだと思います。あまりにも楽しかったものですから、前回はNOBOでしたが、23年からは、SOBOで折り返し始めました。見える景色が違い、これもまたとても楽しんでいます。
    様々な情報のあるこちらのサイトで勉強させていただきたいと思います。ありがとうございます。

  2. まっく gakuhito より:

    > appleberryさん
    こちらこそコメントありがとうございます!(ご返信遅くなりすみません)
    どのような点がそこまでappleberryさんを動かしたのか気になるところではありますが、、やってみたいをやってみる行動力、素敵です。NOBOに続いてSOBOもされて、ULになっていったということは、歩いてみたことできっと何かが動き出したんですね!
    ハイキングにおいて「ゆっくり過ごす時間を持つ」のが一番難しいと感じてます。気持ちのいいところがあれば少しは腰を下ろしてみるものの、なぜか歩かなきゃという気持ちになりじっとしてられないのです。自分で自分を急かすという笑
    ハイキングは「歩く(進む)・食べる・寝る」で構成されていると私は考えてしまいがちですが、その間にある「止まる(ゆっくり過ごす・交流する)」もきっと大事な要素の一つですよね。特にみちのく潮風トレイルは景色はもちもん、色々な誘惑?が待ち受けていますので。。
    ・・・などと書いていましたらみちのくが恋しくなってきました。
    ハイキングをしていると偶然とは思えない出会いがあると(勝手に)思っていますので、どこかでお会いした際には色々とお話聞かせてください。
    拙いブログではありますが、少しでもお役に立てましたら幸いです。

  3. appleberry より:

    温かいお言葉、ありがとうございます。
    始めた動機ですが、最近ちまたでいろいろ騒がれている土日のないブラックな職場(お察しください)に長く勤めておりました者ですから、少し早めに早期退職し、これからは自分の時間を使うんだと思ったわけです。なので、よけいにゆったりとした時間を求めてしまっているのかもしれません。
    21年22年と、年を重ねるごとに、出会うハイカーの皆さんが増えてきました。そして、地元の方も「ハイカーさんだね」と、認めてくださる方が増えてきました。工事現場で安全管理をされている方からも、「最近、リュックを背負った人がよく通るんだよ。」と話されていました。着実にハイカーさんが増えています。
    gakuhitoさんが泊まられた(野宿)ところを見て「わ、同じだ」となんだかうれしくなってしまった自分がいます。日時は違えど、同じキャンプサイトで時を過ごしたというのは、すごい偶然ですね。中でも、宮ノ前公園での野宿では、放課後に遊びに来た大勢の小学生にテントを包囲され、「ねえ、中にいるの?」と尋問!!されたこととかは、いい思い出です。一緒にいたお母さんに「みちのく潮風トレイルを歩いている者です」と話したら、ご存じだったようで、無事に不審者通報を逃れられました(笑)ハイカーの皆さん一人一人に違った思い出がたくさんできているのでしょうね。
    私こそ、どこかで出会えましたら、お話等聞かせてください。

  4. まっく gakuhito より:

    > appleberryさん
    ご丁寧にありがとうございます。
    違ったら申し訳ないのですが、僕も心のどこかでロングトレイルに「なにか」を求めていた気がします。
    もちろん歩き終わっても「なにか」が見つかるわけではなく、でもきっとトレイルでの日常を積み重ねる中で気づかないうちに身についた考え方や想いはあると思っています。それも急激な変化ではなく、一歩一歩緩やかに変化していくものなのでそれがどんなものなのかはうまく言語化できませんが。。
    ハイカー・地域の変化を感じられるのもセクションハイクの醍醐味ですね!今後、みちのくがどうなっていくのか楽しみです。
    他のハイカーが同じ場所で過ごしたことを想像すると気持ちが高まるのわかります(笑)宮ノ前公園での出来事、思わず笑ってしまいました。仰る通り、なかなか普段じゃ考えられないそれぞれの思い出があって面白いですよね。

プロフィール

まっく

森歩き、登山、ロングトレイル、自転車、テンカラ、雪板・・・
北海道の四季に合わせた手段でアウトドア中心の生活。
「足るを知る」「シンプル」をモットーに、自分らしいスタイルを追求する日々。

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