無事に神奈川から北海道までの9日間・約1000kmの自転車キャンプツーリングを終えることができたので、備忘録もかねて書き記しておきたいと思います。
ぜひ同じような企みをしている方のお役に立つことができればなお良いと思います!
全てをまとめることは難しいので、①装備編②ルート編③生活編に分けてお届けします。
概要
まずは10日間を乗り越えた装備について紹介したいと思います。
台風が来た日はスーパー銭湯で一泊しましたが、それ以外は野宿&朝晩自炊しました。
季節は10月初め〜中旬で、気温は5度〜20度といった感じです。
ここでは持っていった装備の全てをざっと紹介します。主な装備のレビューはできたら後日します。。
バイクパッキングのスタイル
今回の自転車キャンプツーリングをするにあたって、
クラシックなキャリアにパニアバッグを取り付けるスタイル or バイクパッキングスタイルどちらにするかすごく悩みました。
心配性な僕にとってキャリアの積載量は魅力的でしたが、この先の使いやすさや応用力、装備の中身によってはバイクパッキングでも十分やっていけると判断しました。
結果としてバイクパッキングで挑んだことに後悔はしませんでした。
10日間乗り越えることができましたし、何の問題もなく毎日漕ぎ続けることができました。
フレームバック内訳
全装備を積載した自転車がこちら。
どのバッグに何を入れたのかという内訳ですが、
①フロントバッグ(衣類・ジェットボイル)
②フレームバッグ(生活用品)
③トップチューブバッグ(モバイルバッテリー・財布)
④サドルバッグ(中に→テント・レインウェア・予備チューブ、上に→寝袋・エアーマット、横に→サンダル)
⑤ドリンクホルダー ×2(ドリンク・ツール缶)
だいたいこんな感じで、各装備の詳細は次から書いていきます。
装備紹介
出発する前は、寒さを乗り越えれるかなど心配でしたが、毎日この装備で野宿して問題なく過ごすことができました。
なんならぐっすり眠ることができましたし、漕いでいる時なんかは早くテントのあの空間に入りたいくらいお気に入りでした(笑)
1日の終わりの寝袋の温もりは何にも代えがたい感情になります。
バイクパッキングにおいてはコンパクトかつ必要な機能が備わっているかが重要なので、そこを重視して揃えました。
さらに、金銭的にも限られた中で揃えなくてはいけなかったため、ブログやアマゾンのレビューを見漁って厳選した相棒たちとなっています。
なので、コスパを重視している方には使用感を含めて自信を持っておすすめします!!!!
テント
- Naturehike(ネイチャーハイク) :Cycling Backpack Tent
テントは、ネイチャーハイクのソロテント。
最初は5000円くらいのものを買おうとしていたのですが、毎日の疲れを取る唯一の落ち着ける空間をケチったらストレスが溜まってしまうと考え、こちらを購入することに決めました。
と言っても1万円以下なので、有名なアウトドアショップのものに比べて断然安いし、コスパ最強です。
コンパクト、組み立て簡単、十分なスペースがあり、雨の日や風が強い日も乗り越えることができたので、本当にノンストレスで快適でした。
寝袋
- LMR:マミー型 ダウンシュラフ
10月ということで、スタート直後の関東圏の夜は気温が10度後半だったため、短パン長袖でも少し暑いくらいでした。
東北を北に進むにつれて最低気温が5度前後くらいで白い息が出ていましたが、長ズボン長袖2枚でぐっすり眠ることができました。
中綿は化繊ではなくダウンなので、収納時はまぁまぁコンパクトで広げるとフカフカになります。
ダウン量が1000gなので、ちょっとオーバースペック気味ですが、寒くて寝れないことはなかったので、その点は安心できました。
エアーマット
エアーマットに関しては、Amazonに同じような商品が多く出品されているので、「・コンパクト・ハンドポンプ付き・枕付き」という条件に合うものでレビューが良かったものにしました。
折りたたみの銀マットとも迷ったのですが、バイクパッキングにおいてあの大きさは邪魔かなと思ったので、手間がかかってもコンパクトになるエアーマットにしました。
膨らまして空気を抜くという手間の中でも、口で空気を入れるという手間は省きたかったのでハンドポンプ付きを選択しました。
ハンドポンプのおかげで、疲れている中でも1分ほどで空気を入れることができました。
枕に関しては、高さの好みなどもあるので枕付きではなくてもいいかもしれませんが、枕付きだと一緒に膨らませることができて、エアーマットと別に枕を持っていく必要がなくなるということでこのタイプにしました。
寝心地はフツーに快適です。寝慣れていないので寝付けるか心配でしたが、毎日快眠することができました。
テントを設営する際、パンクを防ぐために寝床周辺の地面に石や木がないか注意していました。
バーナー類
- JETBOIL(ジェットボイル):ZIPジップ
自炊するなら必須のガスバーナー。
ジェットボイルは専用クッカーと一体化しているのが特徴です。(専用のゴトクを使えば別のクッカーで炒め物なんかもできます)
専用クッカーでは、お湯を沸かすなど液体状のものしか調理できませんが、自炊と言っても袋ラーメンやパスタなどを食べていたので特に不満はありませんでした。
秋の東北の夜は冷えこんでいたので、3日連続くらい出来合いのおでんを温めて食べていましたが、これがまた最高でした。。。
疲れた体に熱々のおでんとビールの組み合わせのために日中頑張っていたと言っても過言ではありません。
予備のガスカートリッジを持っていきましたが、10回くらい使用しても残量があったので出番はありませんでした。まぁコンビニなどで簡単に補充できるものではないので、備えあれば憂いなしです。
ウェア類
持っていったウェアやアクセサリー類がこちら。
- インナーサイクルパンツ、レインウェア上下、ウィンドブレーカ上下、コンパクトダウンベスト、半袖Tシャツ(×2)、長袖Tシャツ、長袖シャツ(綿)(パジャマ用)、ハーフパンツ(×2)、ロングタイツ、ヒートテック、靴下(×2)、下着(×2)、グローブ短・長、レッグ・アーム・ネックウォーマー、ヘルメット
着ているものも含めてこれで以上です。
洗濯を2日に1回ペースですれば、毎日新しいものを着ることができます。
インナーサイクルパンツは1枚しか持参していないので2日連続穿いていましたが、、(ここだけの話)
気温一桁の世界に入ると温泉上がりから寝袋に入るまで寒さとの戦いなので、ユニクロのコンパクトダウンベストが大活躍でした。コンパクトで暖かいは正義。
生活用品
- iPhone8:生命維持装置。サイコン代わりにルートや距離を確認。
- モバイルバッテリー(10000mAh)×2:生命維持装置の生命維持装置。王道のAnker。
- コンパクトウォレット:現金、クレジットカード、免許証、保険証、キャッシュカードを最低限持っていきました。小さな銭湯では現金でしたが、ほとんどをスマホでキャッシュレス決済なので、このサイズで十分。
チャムスのキーコインケースは、ダブルポケットなので現金とカードを分けて収納することができ、鍵をつけるリングもついているので、かなり便利でした。おすすめ。
- ワイヤーロック×2:結果1つしか使いませんでした。基本自転車から離れませんが、離れる時は地球ロックで。以下のものをメインで使っていました。
予備にはこれを持っていきました。
その他にも使ったものがこちら。
- 歯ブラシ、歯磨き粉
- シェーバー:身だしなみは大事です。
- 除菌ウェットシート
- ポケットティッシュ
- サプリメント:どうしても栄養が偏ってしまうだろうということで一応のビタミン。
- マイクロファイバータオル×2:1枚は温泉用、1枚はテントなどを拭くのに役立ちました。
- 100均のガムテープの代わりになる的なひも:サドルバックの上に寝袋をくくり付けたり洗濯物を干す用。
- 100均のコンパクトになるリュック:食料を買った時に臨時的に容量を増やすことができました。
- サンダル
- ライター:ジェットボイルを点火するのに必要。
- マグカップ
- ヘッドライト:自転車のライトでも代用できますが、頭につけれるので両手が空き、作業効率がバツグンに上がります。
- 100均のペットボトルホルダー:装備上ドリンクを一つしか持てなかったので、ハンドル付近に取り付けて使いましたが予想以上に良かったです。ボトルゲージを取り付けることができなくて困っていたらぜひ検討してみて欲しいです。
- mont-bellのスプーンとフォーク一体型のやつ:買い物した時に割り箸をもらっていたのでほとんど出番はありませんでした。
《使わなかった物》
- 汗拭きシート:気温的に出番がなかった。
- ニベアクリーム:股ずれや乾燥のケアの必要がなかった。
- 薬、絆創膏:使わないが一番。
- 洗濯洗剤:コインランドリーって洗剤いらないんですね。
その他
- ツールボトル
- 予備チューブ
- フロント、リアライト:どちらもUSB充電。トンネルや夜道の車道を走るときはリアライトもあったほうが安心。
- スマホホルダー:外れたりずれたりすることがなく、ノンストレスでした。
まとめ
さっと書き出してみると多く感じますが、バイクパッキングでもこれだけの装備を持っていくことができます。
着替えなんかは2日分しかありませんが、10日間乗り越えることができたので、2泊3日の装備があれば長期のキャンプツーリングが可能であると感じました。
最初はパッキングに手こずっていましたが、基本装備は減ったり増えたりしないはずなので、
「どこに何をパッキングするか」
ということを確立することで、次第に慣れてきてパッキングの仕方が上達したり、スピードが上がるので無駄な時間を減らすことができました。
またバイクパッキングは収納スペースが限られているので、できるだけコンパクトかつ必要な機能が備わっているギアを選ぶことが鍵となってくると思います。
そうすることで、スペースに余裕ができて装備を増やすことができ、もっと快適な旅をすることが可能となったり、最低限のコンパクトな装備のおかげで走破性を上げてより遠くへなんてことも可能になるでしょう。
つまりバイクパッキングは自転車キャンプツーリングの可能性を広げてくれるものだということを実感させられました。
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