【神奈川から北海道】10日間の自転車キャンプツーリング③〜生活編〜

Bicycle

念願だった神奈川から北海道までの9日間・約1000kmのキャンプツーリングを終えることができたので、備忘録もかねて書き記しておきたいと思います!

ぜひ同じような企みをしている方のお役に立つことができればなお良いと思います!

全てをまとめることは難しいので、①装備編②ルート編③生活編に分けてお届けします。

生活編

自転車ツーリングをするときに考えなくてはいけないこととして、「どこでどうやって夜を明かすか」ということがあるかと思います。

選択肢としては、大きく分けて

屋内(ホテルやネットカフェなど)

屋外(キャンプ)

の二つが挙げられます。

どちらもメリット・デメリットがあるので、そのツーリングの目的に合わせて選択するのがいいかと思います。

僕の場合は、

・道中だけでなく、キャンプというのも含めてツーリングを楽しみたいと思った。

・サバイバル感を味わいたかった。

・予算的に。

ということから、キャンプをして過ごすことに決めました。

子供の頃や帰省した時にキャンプをしていた経験があったので、キャンプをすることに心配はありませんでした。

台風が来た日にやむを得ずスーパー銭湯に一泊したのですが、気温や風の音なんかに左右されず建物の中という安心感のある中で睡眠することができて、それはそれでもちろん快適でした。

しかし、この旅にこの安心感はいらないなというか、頑張って漕いで温泉に入ってテントを立てて寒いね〜なんて言いながら作ったご飯を食べて寝袋で寝るというルーティーンができていましたし、温泉に入って〜寝るまでを楽しみに漕いでいたのでどこか物足りなさを感じました。

キャンプには非日常感を味わえるワクワク感がある反面、自然にさらされて人目につきやすく防犯性なんてほとんどありませんからどうしても気が張ったままになりがちです。

それでもキャンプツーリングには、そうゆうことすらも上回るくらいやりがいを感じられると思いますね。

テントを張った場所

今回の旅でテントを張るのにお世話になった場所を紹介します。

キャンプ場

国道4号線沿いにはキャンプ場が少なく、少し外れなくてはいけなかったので1回しか利用していません(笑)

ただやはりキャンプをするところだけあって快適さは間違いないです。

トイレ・炊事場が近くにあり、来ている人ももちろんキャンプしに来ている人しかいないので夜になれば静かですし、なんとなく安心感もあります。

今回利用したところは無料のキャンプ場で予約も必要ありませんでしたが、有料や確認が必要なキャンプ場もあるのでHPなどで確認してから利用しましょう。

in 舘野公園キャンプ場(青森県)

公園

公園に一番多く泊まりました。公園がなかったらどうなってたことやら。

24時間開いている公園に泊まるようにしていたので、トイレをいつでも使うことができたことや草刈りなど地面がきれいに管理されている点では問題ありませんでした。

また屋根のようなものがある場合もあるので、雨が降ってしまった時なんかは多少防ぐことができたのも助かりました。

デメリットとしては、一部夜間はトイレが使えなかったりお散歩している人など夜や早朝でもの人通りがあるので気にならなくはないという点ですかね。

なので邪魔にならないように端っこの方にひっそりとテントを張っていました。

公園にテントを張って滞在することは法律上は違法ではないようなのですが、何日も滞在するのはグレーゾーンなようですし、違法ではないと言っても禁止している場合もあると思うので、確認しておくのがいいかと思います。

テントからでて見る朝日が最高

河川敷

河川敷は公園に泊まるのとそんなに変わりませんが、開放感が違います。

公園だとどこかコソコソしている感がありますが、河川敷だと広々としていて人通りもそんなに気にならないところにテントを張ることができるので、メンタル的に楽ということで個人的には良かったです。

ただ場所によってはトイレが遠かったり、地面の整備がされていない場合もあるのでよさげな場所を探すのに手こずる場合があるかもしれません。

河川敷は川のせせらぎもいい感じ

その他

上記の場所以外では、泊まろうと思っていた河川敷にいざ行ってみると草がぼうぼうで泊まれるような状態ではなかったのと次の日雨が降りそうだったので、河川敷の管理棟の端のちょっとした屋根の下をお借りしました。

すると、次の日の朝に犬の散歩をしていたおじさんが「この建物は使ってないから入り口前のちゃんとした屋根の下使って良かったのに。」と声をかけてくださり、やはり田舎は人の心までも広くするのかな〜なんて思っちゃいました。

また、台風の前日ということで次の日雨が確定していたので、公園の近くにあったカフェのオーナーにダメ元で屋根の下を貸してもらえないかとお願いしたら、好きなように使っていいよと快く承諾してくださり、翌朝にコーヒーまで頂いてしまいました。

ぜひ盛岡まで行った際には少し足を伸ばして、カフェ『啄木の駅』へ。

叔母さんから受け継いだという古民家風のとても落ち着く空間で、このカフェの周りの渋民公園には第一号の啄木歌碑があるそうです。見に行こうとしたのですが忘れてしまいました(泣)

ごちそうさまでした。

食事

朝は撤収作業があるのとできるだけ早く出発したいのでそんなに時間を取ってられないため、前日の夜に買っておいて簡単に済ませていました。

前半は朝から料理をしていたのですが、だんだんめんどくさくなっていつのまにか買い食いになっていました(笑)

余裕がある日程なら朝からコーヒーを入れて過ごすのが理想ですね〜〜

疲れが溜まってくると食欲が湧かなくなってくるのですが、エネルギー切れだけは避けたかったので、無理してでも食べ物を口にするようにしていました。

ご当地グルメを食べたいという欲があまりなかったのですし、20〜30kmごとにコンビニがあればそこで休憩をするというのが恒例化していたので、その都度軽食を食べてこまめなエネルギー補給をしていました。

もはやレース中かよって感じですね。

お店に入って食事を取るときもあったのですが、お腹いっぱいになってしまうとその後が逆にきつくなる感じがあったのでなるべく避けていました。

ただコンビニ飯に飽きてきて肉が食べたくなったときに食べる牛丼は最高でした。

数少ない

夜ご飯は基本、コンビニやスーパーで食材を調達して、ジェットボイルで自炊していました。

と言ってもジェットボイルでは液体系の調理しかできないので、袋ラーメンかパスタの二択でした(笑)

おでんとビールで回復

最初の方はウキウキしながら料理して食べていたのですが、疲労が溜まってきた頃からいつの間にか無心で食べていてさらにメンタルがやられかけていました。

さすがに麺類に飽きてきて何か他にないか探していたところ、温めるだけのおでんの存在と手軽さを知ってからは3日くらい連続で食べてしまいました。

数少ない味わったご当地グルメ

キャンプ飯を作るときには、焼き物の調理もできる装備をした方がレパートリーが広がるのでより楽しめることを学びました。

温泉

温泉には毎日欠かさず入りました。

なのでついでに東北温泉巡りしてしまいました!!

出発する前は、入れなかった場合は最悪汗拭きシートでやり過ごすことも覚悟していたのですが、いざ旅をしてみると寒さと疲労から温泉に入らないのはあり得ないという感じでした。

10月中旬の東北ということで、気温が10前後だったので湯冷めが怖かったので、毎回交互浴をして身体の芯からじっくり温めるようにしていました。

そのおかげか一度も湯冷めすることなく体調を崩すこともありませんでした。回復って大事。

もちろん温泉にこだわりはなく、泊まれるところの近くで探したので小さな銭湯から大衆浴場まで色々ありました。

一番印象に残っているのは、青森で入った田舎の小さな銭湯です。シャンプー・リンス・ボディソープがついてなく、湯船は熱々のが一つとぬるま湯かのような水風呂が一つとレパートリーは少ないので入浴料は納得の300円。

たしかにお湯の温度や値段は印象的ではありましたが、そこではないのです。

身体を洗おうと座ってすぐに隣のおじさんが「せっけん使っていいぞ。」と声をかけてくださったのです。ありがたく貸していただき、旅をしてることを話したり、青森のことやおじさんの人生論などお話しもすることができました。このやりとりでやられていたメンタルが回復したのは間違いありません。

あ、あとおじさんたちの会話を盗み聞きしていたのですが、青森弁が何語かわからなかったことも忘れられません(笑)

洗濯

2日分の最小限の着替えしか持って行かなかったため、2日に一回コインランドリーで洗濯していました。

ウエアは速乾性が高いものが多いのですが、一晩で乾かないことがあってから乾燥機も活用していました。

ただ、サイクルパンツは乾燥機にかけられないので注意しましょう。

自転車とテントの間にひもを渡して洗濯物を干します

まとめ

以上、ツーリング中の生活を紹介させていただきました。

準備しておいても不安に思うこともあると思いますが、不安に思っているだけ受け入れることができると思いますし、コンビニなどである程度のものは手に入ることからとりあえず最低限の装備で出発して、ツーリングしながら解決していく姿勢がいいのかなと思います。

ぜひ参考にしていただけたら嬉しいです!!

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プロフィール

まっく

森歩き、登山、ロングトレイル、自転車、テンカラ、雪板・・・
北海道の四季に合わせた手段でアウトドア中心の生活。
「足るを知る」「シンプル」をモットーに、自分らしいスタイルを追求する日々。

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