無事に、神奈川から北海道までの9日間・約1000kmのキャンプツーリングを終えることができたので、備忘録もかねて書き記しておきたいと思います!
ぜひ同じような企みをしている方のお役に立つことができればなお良いと思います!
全てをまとめることは難しいので、①装備編②ルート編③生活編に分けてお届けします。
ルート作成
どのようにルートを決めたのか、どのようなルートを通って北海道まで行ったのかなどについて、一例として紹介していきたいと思います。
今回の旅ではほとんどを野宿で過ごしたので、野宿することを前提にお話します。
ルートを決めるということ
旅が成功するかどうかは計画の段階で決まってくると考えています。
時間やお金、体力に余裕があるのであれば、目的地を決めずに進みたいだけ進んで近くの宿に泊まってを繰り返すことができるでしょう。
しかしそうともいかない方がほとんどだと思います。
目標とするゴールまで限られた日数で到達しなくてはいけない。
じゃあこの日はこれくらい走れば近くに泊まれそうなところもあるしここまで頑張ろう、といった具合に最終的なゴールまでの毎日のゴールを決めて、それに沿ったルートを決める必要があります。
さらに毎日の目標があったほうが頑張れるはずです。
ゴールが42キロ先にあると知っていて走るのと、知らずに走るのはどちらが頑張れるかと言われれば間違いなく前者でしょう。
この先に泊まれるところはあるのだろうか、ごはんを食べることはできるのだろうかといった不安に駆られる心配もなくなります。
スマホがあるので調べればわかることではあるのですが、調べながら進むよりも前もって調べて決めておくことでトラブルに遭う確率は低くなるはずです。
今回の旅でも次に説明していくポイントを抑えながらゴールを決めてルートを考えたおかげで、トラブルに遭うこともなく、余計な心配をせずに道中を楽しむことができました。
ルートを決めるポイント
- 最短距離よりもわかりやすさ
Googleマップやルート作成アプリでルートを立てようとすると最短距離やおすすめのルートが表示されますが、それ通りだと何回も曲がる羽目になったり入り組んだ道に誘導されることが多々あります。
なので表示されたルートを元に、河川敷や同じ道を通っていけばその先で合流できるかどうかなど、何回もマップを見なくてもわかるようなルートに組み直していきます。
そうすることで、道に迷う可能性が低くなりますし、何より曲がるところを気にしなくて済むのでノンストレスに漕ぐことができます。
短い旅路なら多少のストレスも受け入れられますが、旅路が長くなると小さなストレスの積み重ねが疲労の原因になって事故に繋がってしまったりする恐れがあるので、そういったところからストレス要因を無くしていくことが大事だと思います。
- 泊まれるところ・温泉・ご飯を調達するお店それぞれが近くにある場所を探す
ここでは野宿を前提に話すので、宿に泊まる場合は飛ばして構いません。
まず、温泉とテントを張れる場所の距離が近いに越したことはありません。温泉に入った後に汗をかきたくないですし、寒い時期なら湯冷めしてしまいます。
順番はどちらでもいいと思いますが、テントが張れそうなところの候補をいくつか見つけたら、その中で温泉が近いところという手順で探しました。
これが意外と難しくて、その日進める距離・拠点・温泉の3つを考慮しなくてはいけないので、ひたすらGoogleマップとにらめっこしていました(笑)
ご飯を調達するお店に関しては少し遠くてもなんとかなりますが、事前にルートの途中にあるかどうかくらいは確認しておくといいと思います。
- 標高差
これはそこまで気にしなくてもいいことかもしれませんが、いくつかのルートの候補があってどれにするか迷っているなら考慮してみるといいかもしれません。
装備なしでアップダウンを走るなら負担はそこまでないかもしれませんが、キャンプツーリングとなるとプラス5キロ以上の装備をつけているので、必然的に身体にかかる負担が増えていつも以上に体力が奪われてしまいます。
避けられない場合はしょうがありませんが、避けられるようであればなるべくアップダウンの少ないルートを選ぶと良い思います。
ルート作成手順
ルートを作成する時には、ざっとこんな感じの手順で作成しました。
①Googleマップでスタートから最終ゴールまでの車でのルートを調べます。
②総距離とルートを確認したら、1日何キロ進むかおおよその目安を決めます。
③その目安と上記のポイントを念頭において、1日ごとのゴールを決めます。この時、Googleマップのマイマップを活用すると、その日ごとのスタート・ゴール・ルートをすぐに確認できるのでおすすめです。
④ゴールが決まったら、STRAVAで詳細なルートを作成していきます。ここでも上記のポイントに沿って必要であれば点打ちをしながら改善していきます。
Googleマップだけでルート作成を完結できないこともないのですが、STRAVAをサイコンのように使っていることもあって、そのほうが何かと都合がいいという理由でSTRAVAにルートを落とし込んでいます。
神奈川から北海道までどんなルートで行ったのか
ルート
結論から言いますと、国道4号線をひたすら北上しました。
ご存知の方もいるかもしれませんが、
国道4号(こくどう4ごう)は、東京都中央区から栃木県宇都宮市、福島県福島市、宮城県仙台市、岩手県盛岡市を経て、青森県青森市へ至る一般国道である。
日本国道路元標があることでも知られる東京都中央区の日本橋を起点に、埼玉県や北関東・東北地方を縦貫する栃木県、福島県、宮城県、岩手県の各県庁所在地を経て、本州最北県である青森県で県庁がある青森市長島2丁目の青い森公園前交差点とを結ぶ、延長約855 kmの一般国道で、主な通過地は、埼玉県草加市、越谷市、春日部市、茨城県古河市、栃木県小山市、宇都宮市、さくら市、矢板市、那須塩原市、福島県白河市、須賀川市、郡山市、二本松市、福島市、宮城県白石市、岩沼市、仙台市、大崎市、栗原市、岩手県一関市、奥州市水沢、北上市、花巻市、盛岡市、二戸市、青森県十和田市、上北郡野辺地町である。2015年4月1日現在、総延長は国道58号に次ぐ第2位、実延長および現道区間の延長が日本一長い国道である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/国道4号
とのことです。つまり、国道4号線に合流してしまえばあとはひたすら道なりに進むだけなのです。
神奈川から国道4号線までは走りやすさを考慮したので、東京都心を通過して江戸川サイクリングロードを利根川の合流地点まで行って国道4号線と合流しました。
つまらなさそうと思うかもしれませんが、割と大きな都市を通過するので田舎すぎて困ったりせず、グルメのために寄り道なんかもしやすいので楽しむことができます。
上記のポイントを考慮しやすいので、観光しながら旅したいなどのこだわりがないのならおすすめのルートです。
しかも、日本海側を通ることから、天気が良い日が多いと考えたのも決め手の一つでした。
途中に「東京から○○km」という標識があるのでモチベーションを維持できて助かりました。
日程
自宅から北海道の目的地まで進んだので国道4号線以外の道も走ったため、総距離は約1000kmでした。(4号線だけだと855km)
日程は、旅程でいうと10日間ですが台風が来て1日進まない日があったので、9日間で約1000km走ったことになります。
1日あたり長くて150km・短くて80kmで、あとは100kmちょい走りました。
80km→100kmちょい→100kmちょい→80kmという感じで、80kmの日を休息日としていました。
まとめ
今回の旅をするにあたって、初めての自転車キャンプツーリングということもあり、事前にルートからキャンプする場所、温泉などしっかり下調べをしてから出発しました。
おかげで余計な心配をすることなく、ルート通りに進むことに力を注げました。
また目的が北海道にたどり着くというものだったので、観光地に寄ったりすることはできず、道のりで滞在したところは通過点でしかありませんでした。
なので、今度は行きたいところに立ち寄りながらするキャンプツーリングもしたいですね。
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